バカが教えるオススメ本

バカでも変われる、読書なら。高校のテスト最低点13点の俺でも楽しめるオススメの本を紹介しています。読書で人生変わるよ?

人はなぜ不倫をするのか。

不倫系の本第二弾ですwどうもこの問題をもっと知りたくなって買っちゃいました。そんな今日紹介する本がこちら。

 

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

 

 

ちなみに不倫本第一弾はこちら

 

noukatsu0.hatenablog.com

 この本は八人の学者と亀山さんが対談をしたものを書いた本です。しかもそれぞれ専門分野が違う方たちです。そしてこの本の帯にも書いてありますが、興味深かったのは学者が誰一人不倫を否定しなかったことだ。と。こんなの興味しかわきませんよw見事な見出しに購入を決めたわけですが、世論としては不倫は許されないことだみたいなのが主流だと思います。僕自身も不倫は否定はしないようにしますけど自分の身の回りでは起きてほしくないと思ってます。でもまあ今回は分かりやすいように否定派として感想を書いていきたいと思います。そんな偏った考え方の時にこの正反対の主張をしているこの本に目を通すことはとても勉強になると思いますよ。

まず一人目は上野千鶴子さんです。彼女はジェンダー研究の面から考えています。いきなり面白さマックスの方が出てきました。もういきなりの不倫はして当たり前という考え方。上野先生は気持ちいいほどに不倫は当たり前だという前提になっています。女が不倫をたたく理由は自分は我慢しているのに自分ばっかり自由にやってずるい、うらやましいという理由があるそうです。確かに不倫したい女性はそう思うでしょうね。不倫否定派の僕としてはこういう女性は少なくいてほしいというのが願いですw他にも面白さ満天の上野先生のお話は必見です。

二人目は丸山宗利さん。彼は昆虫学の面から考えています。不倫において動物と人間を比較することはたまにありますが昆虫はあまり聞きません。ですから初耳の面白い情報満載でした。女王アリの誕生の仕方はとても面白かったです。皆さんも女王アリの存在は知っていると思います。ですが、女王アリはどこから生まれてくるのかって考えたことないですよね?天皇家みたいな世襲でやってるわけではないですよwこの対談は他にも昆虫に関するおもしろ知識がたくさんあって昆虫好きの方にも楽しめる内容だと思います。でも、この本を昆虫目当てで買う人はいないでしょうがw

三人目は竹内久美子さん。彼女は動物行動学の面から考えています。さっきは昆虫でしたが今度は類人猿でした。類人猿は乱婚や一夫多妻がほとんどだそうです。その中での性器の発達の違い、性行為の違いなどを主に話しています。ここにも動物の豆知識満載でした。ちなみに人間の豆知識も載っていて女性は40代を過ぎると浮気しやすくなるみたいです。ものすごく純粋な結婚生活をしたい僕にとってはとても傷つく内容ばかりでしたw

四人目は島田裕巳さん。彼は宗教学の面から考えています。彼のお話で面白かったのは宗教がなくなるかもしれないという話です。今教会を離脱する人が増えているみたいです。それは教会税を払うのが嫌だからそうですがw他にもベッキーさんの不倫はなぜあんなにも叩かれる結果になったのかを語ってくれたりしています。日本人にはわからない外国の宗教を通じて海外の恋愛を語ってくれてもいます。

五人目は福島哲夫さん。彼は心理学の面から考えています。彼の話では心理カウンセラーとしての実際の話が多く出てきます。不倫をしてしまう女性がどんな環境で育てられ、どんな感情で不倫をしてしまっているのか。ニュースを見ているだけではとても把握しきれない不倫をした側の意見を知ることができます。この当事者の感情や環境をしってしまったらあんなにバッシングをすることはできないのではないだろうか。そんなことを考えさせられる話だった。

六人目は宋美玄さん。彼女は性科学の面から考えています。彼女の話で面白かったのは景気と性欲を関連させているところです。まあ確かに考えてみると納得できます。他にも制度と性欲のズレみたいな話も面白かったですね。今の高校の学習指導要領には高校生はセックスをすべきじゃないと書いてあるそうです。これはズレてますよねwあとは男性諸君は自分だけが良くてもダメだぞということを考えさせられますよw

七人目は山元大輔さん。彼は行動遺伝学の面から考えています。彼の話からは遺伝子の凄さが分かります。人間は遺伝子の違う異性を求めるそうです。ある実験が行われました。その実験結果からこの答えは出たそうです。しかも遺伝子が似ていると子供ができずらくなるそうです。いでんしってすごいですね。

最後は池谷裕二さん。彼はの面から考えています。彼の話の一番最初に人は本来、不倫はしない。と書いてあります。ここにきてようやくこういう話がきたっと嬉しくなりましたw脳科学については全く知らないのでよくわからない単語が出てきましたが、ヴァソプレッシン受容体が多いほど浮気はしなくなるそうです。とりあえずそれが多く備わっていることを願ていますwそして、恋は脳のバグだとも言っています。この話も面白いので注目です。

ここまで八人の方々の不倫論を紹介してきましたが本書の最後には亀山さんがこの八人との対談のあとに不倫について書いた章が待っています。そこはぜひご自分の目ですべてを見ていただきたいと思います

最後までお付き合いくださりありがとうございました。