バカが教えるオススメ本

バカでも変われる、読書なら。高校のテスト最低点13点の俺でも楽しめるオススメの本を紹介しています。読書で人生変わるよ?

日本の仕事も悪くない!

進学か就職か、大学院か就職か、若者は三年に一度、四年に一度この選択を迫られます。多くの方は就職という道を選ばない。今の日本にとってはそれが普通だから。メディアの報道によれば、長時間の残業による自殺、異物混入、書類偽装みたいな悪いものばかりが目に留まってしまう。そんな中で我々若者は希望をもって働くことができるのだろうか?そんなことを考える時にこの本を紹介したい。

 

 日本人の平均的な休みは120日ぐらいだと思う。なんだ、30日しか変わらないじゃん。と思う方もいるかと思うが一か月違う。一か月あったら世界一周することもできるだろうwドイツ人が世界一周している間に日本人は働いている。しかし、仕事の成果は日本の1.5倍ドイツ人が上げている。なんともひどい話だ。表紙だけ見た若者の多くは働く意欲がなくなるだろう。ドイツで就職しようかな~という頭のいい奴もいるかもしれない。でも、まあそんなに単純じゃないものでこの本の表紙だけを見てドイツに行かれても困るwそれでは早速内容の方を見ていこう。

まず、最初に文化の違いが関係しているのは間違いない。日本人の仕事に対する考えは、仕事が一番。みたいに客観的にみると思ってしまう。ドラマとかでもよくあるシーンだが、「ごめん会社から呼び出されちゃったから、また今度ね。」自分の休暇よりも仕事が優先なのが日本だと思う。じゃあドイツはというと、本文に出てくるドイツの裁判官へのインタビューで彼は「仕事は重要ですが、自分の時間を犠牲にすることにほかなりません。我々ドイツ人にとって、休暇とは、人生の中で最も重要なものです。」まさに正反対。だから、ドイツでは「仕事とあたしどっちが大事なの?」なんて言われても「君だよ。」と即答するんでしょうねwここまでだと、こんなやつらに仕事第一の日本が負けてんのかよ。と思いますよね。しかしこの休暇が仕事に大きな影響を与えているのです。筋トレと一緒ですね。筋トレは一度行った後から2.3日の休暇が必要です。なぜなのかはこちらを見てください。

 

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筋肉をつけるにはそっちの方が効率がいいからです。ただがむしゃらに頑張ってもケガするだけです。日本人はだからケガする人が多いんでしょうねwこれと同じことで、要はメリハリをドイツ人はしっかりつけているんでしょうね。仕事の時は仕事、休暇の時は休暇。その休暇の重要性を皆が認識しているためにドイツ社会でこの休暇日数が実現しているんでしょうね。

他にも、ドイツの有給休暇について面白い話があります。ドイツは有給休暇中に病気になったらそれを病欠扱いにできるそうです。日本ではあまりないことですよね。これは休暇を楽しむことが前提になっているからできることでしょう。病気では楽しめませんもんね。このおかげでドイツ人は安心して有給休暇を消化することができるんでしょう。

本書にはほかにもたくさんの長期休暇ができる理由が書いてあります。日本の企業でも参考にできる部分は多くあると思います。しかし、いいところがあれば悪いことがあるのも当然でそのことも本書ではしっかりと書いてあります。なんと良心的wドイツに留学する方や旅行に行く方はドイツ文化を知るためにもものすごく役に立つと思います。

この本を読んだ後日本も悪くないじゃん。とドイツを主体で考えたときに見える日本の良さを感じることができます。結構面白いですよw世界を広げてみたとき自分の今置かれている状況がいいか悪いかそういう事が見えてきます。よく海外にいって価値観変わったなんて話を聞きますけど、そんなにお金使わなくたって880円+税で、もしくは108円で価値観変わりますよ?みなさんに読書の素晴らしさを体験してもらいたいと思います。最後までお付き合いありがとうございました。