バカが教えるオススメ本

バカでも変われる、読書なら。高校のテスト最低点13点の俺でも楽しめるオススメの本を紹介しています。読書で人生変わるよ?

学校に甘えてんな!

この本に早く出会いたかった。でも今からでも遅くはないとも思う人間ずっと学ばないとだから、学びをやめた時点で人間失格だと思うから。そんなことを考えさせられる本でした。学生には本当にオススメ!

 

 

タイトルからして面白いと思うだろう。これは学校で聞けるような話ではない。決して先生を否定しているわけではない。むしろ学生を否定しているのだ。(学生時代の僕自身を)各学校でもこういった話は教えてもらうことがあると思う。その時に正直に思うのが胡散臭い、つまんないという感想だ。だがそれは先生が悪いのではなく自分が悪いのだ、なにせ先生は大勢の人間に解りやすいように説明をしているだけであってその大勢という枠組みに自分が含まれていないだけなのだから。学校は全員を平等に扱うことを目標にしているかもしれないがそれは不可能に近いというよりは不可能であろう。そんな中で学校に甘えていてはいつになっても本当の学びにはたどり着けない。自分でやるしかないのだ。むしろそっちの方が楽だ。世の中にはこうした本がたくさん出版されている。その中から自分の好きなものを選べばいいのだから。その一つの可能性として僕はこの本をお勧めしたい。

七人の学者がさまざまな視点から学びについて教えてくれるこの本はとても面白い。

外山滋比古さんは知ること、考えること。

前田英樹さんは独学する心。

今福龍太さんは学問の殻を破る。

茂木健一郎さんは脳の上手な使い方。

本川達雄さんは生物学を学ぶ意味。

小林康夫さんは学ぶことの根拠。

鷲田清一さんは「賢くある」ということ。

をテーマに話している。

僕のブログでは小林康夫さんをとりあげて紹介したいと思う。学ぶ根拠として人間は自由だから学ぶということはどっかしらで聞いたことがあると思う。でも人間と自由はほかにも人間は社会にとらわれていて不自由だ。僕も鳥みたいに自由に空を飛び回りたいみたいなことも聞いたことがあると思う。小林先生はこの答えを教えてくれる。

ある生徒の質問で

「鳥は空に、魚は水に閉じ込められている。だが人間は自由だ、と先生はおっしゃるが、人間もまた社会に閉じ込められている存在ではないのか。」

という質問に対し小林先生は

「いい質問だ。しかし、社会は人間自身がつくったものであり、空は鳥がつくったものではない。その点は決定的に異なるのだ。だから、我々には責任がある。社会をつくったのは君でも私でもない。けれども、我々と同じ人間がつくったものだから、我々には社会に対する責任がある。魚は水に対して責任がない。学ぶことは、その責任を果たすことなのだ。」

こんな回答普通に生活してたら聞けないでしょうw

他にも多くの刺激を貰える先生たちの言葉が満載です。是非あとは自分で読んで自分なりの刺激を受けてください。最後までお付き合いくださりありがとうございました。

読書もバランス!

少し遠出をしたついでにブックオフに行ってきた。そこで私は12冊の本を買って満足していたのだがこの本を読んで読書欲を掻き立てられ、さっき行ったばかりのブックオフにもう一度行きたくなりましたw恋人みたいですね。そんな本がこちらです。

 

 十冊同時に読め!そんなの無理やんっと思ったけど、気になって買ってきましたw率直な感想としては、短い安い!です。普通に買っても533円+税って安くないですか?そして本書は170ページほどとけしてページ数は多くないのですがそこに読みやすさ面白さが加わりあっという間に読めちゃいました。本書で成毛さんも文章が下手だと読みたくないとおっしゃってましたので相当な自信か、相当な努力の上でこの良書が生まれたのでしょうw

さて内容ですが、シンプルに読書術の話です。ですがこの本は僕の読書を真っ向から否定してきました。僕は他人のノウハウ本が大好きです。あと、お金の儲け方みたいな本もw本書内ではそのことを指摘されました。(成毛さん自身もノウハウ本を出版しているみたいですがw)そして成毛さんの話を聞いてなるほどと思い自分の行動の浅はかさに悲しくなりました。でも、こういうことを教えてもらえるのは読書の面白さ有意義さでもあるな~と思いました。

成毛さんがちょっと僕の知っている読書術と違っているのはアウトプットを重要視してないのかな?と思いました。僕の知っている方は本を読んだ後にようやくできないとだめだ。とおっしゃっていましたが、成毛さんはメモはするなとかボールペンで線を引くなとかおっしゃってます。(でも、成毛さんは書評を書く時にはページを折っているのでちょっと面白かったりしますけど、憎めない何かがありますw)たぶんそこには読書に目的をもつなという成毛さんの哲学が反映されているのか思います。あくまで趣味であれ。柔軟性をもつための読書その結果が並列読書が必要だという感じになっているのではないかと勝手に考えました。

成毛さんはとても極端な人だということが本書を見てても、まずタイトルを見ても思いますよねwそんな彼の極端さから学べるものが多くあった本書でありました。僕も偏った読書にならないようにこれからはやっていきたいな~なんて思いました。是非皆さんもご自分で感じてみてください。最後までお付き合いくださりありがとうございました。

人はなぜ不倫をするのか。

不倫系の本第二弾ですwどうもこの問題をもっと知りたくなって買っちゃいました。そんな今日紹介する本がこちら。

 

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

 

 

ちなみに不倫本第一弾はこちら

 

noukatsu0.hatenablog.com

 この本は八人の学者と亀山さんが対談をしたものを書いた本です。しかもそれぞれ専門分野が違う方たちです。そしてこの本の帯にも書いてありますが、興味深かったのは学者が誰一人不倫を否定しなかったことだ。と。こんなの興味しかわきませんよw見事な見出しに購入を決めたわけですが、世論としては不倫は許されないことだみたいなのが主流だと思います。僕自身も不倫は否定はしないようにしますけど自分の身の回りでは起きてほしくないと思ってます。でもまあ今回は分かりやすいように否定派として感想を書いていきたいと思います。そんな偏った考え方の時にこの正反対の主張をしているこの本に目を通すことはとても勉強になると思いますよ。

まず一人目は上野千鶴子さんです。彼女はジェンダー研究の面から考えています。いきなり面白さマックスの方が出てきました。もういきなりの不倫はして当たり前という考え方。上野先生は気持ちいいほどに不倫は当たり前だという前提になっています。女が不倫をたたく理由は自分は我慢しているのに自分ばっかり自由にやってずるい、うらやましいという理由があるそうです。確かに不倫したい女性はそう思うでしょうね。不倫否定派の僕としてはこういう女性は少なくいてほしいというのが願いですw他にも面白さ満天の上野先生のお話は必見です。

二人目は丸山宗利さん。彼は昆虫学の面から考えています。不倫において動物と人間を比較することはたまにありますが昆虫はあまり聞きません。ですから初耳の面白い情報満載でした。女王アリの誕生の仕方はとても面白かったです。皆さんも女王アリの存在は知っていると思います。ですが、女王アリはどこから生まれてくるのかって考えたことないですよね?天皇家みたいな世襲でやってるわけではないですよwこの対談は他にも昆虫に関するおもしろ知識がたくさんあって昆虫好きの方にも楽しめる内容だと思います。でも、この本を昆虫目当てで買う人はいないでしょうがw

三人目は竹内久美子さん。彼女は動物行動学の面から考えています。さっきは昆虫でしたが今度は類人猿でした。類人猿は乱婚や一夫多妻がほとんどだそうです。その中での性器の発達の違い、性行為の違いなどを主に話しています。ここにも動物の豆知識満載でした。ちなみに人間の豆知識も載っていて女性は40代を過ぎると浮気しやすくなるみたいです。ものすごく純粋な結婚生活をしたい僕にとってはとても傷つく内容ばかりでしたw

四人目は島田裕巳さん。彼は宗教学の面から考えています。彼のお話で面白かったのは宗教がなくなるかもしれないという話です。今教会を離脱する人が増えているみたいです。それは教会税を払うのが嫌だからそうですがw他にもベッキーさんの不倫はなぜあんなにも叩かれる結果になったのかを語ってくれたりしています。日本人にはわからない外国の宗教を通じて海外の恋愛を語ってくれてもいます。

五人目は福島哲夫さん。彼は心理学の面から考えています。彼の話では心理カウンセラーとしての実際の話が多く出てきます。不倫をしてしまう女性がどんな環境で育てられ、どんな感情で不倫をしてしまっているのか。ニュースを見ているだけではとても把握しきれない不倫をした側の意見を知ることができます。この当事者の感情や環境をしってしまったらあんなにバッシングをすることはできないのではないだろうか。そんなことを考えさせられる話だった。

六人目は宋美玄さん。彼女は性科学の面から考えています。彼女の話で面白かったのは景気と性欲を関連させているところです。まあ確かに考えてみると納得できます。他にも制度と性欲のズレみたいな話も面白かったですね。今の高校の学習指導要領には高校生はセックスをすべきじゃないと書いてあるそうです。これはズレてますよねwあとは男性諸君は自分だけが良くてもダメだぞということを考えさせられますよw

七人目は山元大輔さん。彼は行動遺伝学の面から考えています。彼の話からは遺伝子の凄さが分かります。人間は遺伝子の違う異性を求めるそうです。ある実験が行われました。その実験結果からこの答えは出たそうです。しかも遺伝子が似ていると子供ができずらくなるそうです。いでんしってすごいですね。

最後は池谷裕二さん。彼はの面から考えています。彼の話の一番最初に人は本来、不倫はしない。と書いてあります。ここにきてようやくこういう話がきたっと嬉しくなりましたw脳科学については全く知らないのでよくわからない単語が出てきましたが、ヴァソプレッシン受容体が多いほど浮気はしなくなるそうです。とりあえずそれが多く備わっていることを願ていますwそして、恋は脳のバグだとも言っています。この話も面白いので注目です。

ここまで八人の方々の不倫論を紹介してきましたが本書の最後には亀山さんがこの八人との対談のあとに不倫について書いた章が待っています。そこはぜひご自分の目ですべてを見ていただきたいと思います

最後までお付き合いくださりありがとうございました。